■GKは両手を上げて“無抵抗”

 名古屋のキックオフで試合が再開されると、FW永井謙佑がゴール前まで一人でドリブル。福岡の選手全員が棒立ちとなって守備を放棄し、永井に突破を許した。そして、最後はGKと1対1になると、両手を上げて“無抵抗”の意を示した村上昌謙の横をすり抜けるようなシュートで、1点を奪い返したのだった。

 福岡の0-1から、1-1、そして名古屋が2-1で勝ち越しと、異例のゴール2つでスコアは目まぐるしく動いた。その後、前半38分に今度は永井がプレーの中からゴールを奪い、名古屋がリードを2点に広げた。

 試合は、後半12分に福岡が1点を返したものの、3-2で逃げ切った名古屋が勝利した。試合開始直後にも、選手同士が接触して脳震とうの疑いで交代選手が出るなど、後味の悪い試合となった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3