■9月3日/明治安田生命J1第28節 湘南ベルマーレ 2ー1 川崎フロンターレ(レモンガスS)
痛恨の逆転負けだ。前節・サガン鳥栖戦から中2日ながらも、同じ先発メンバーで挑んだアウェイ湘南戦。前半20分にFW知念慶のゴールで先制するものの、後半8分にPKを許して同点に。後半アディショナルタイムに古巣対決となった阿部浩之に手痛い恩返し弾を許し、まさかの黒星を喫してしまった。
5分あったアディショナルタイムがちょうど半分を消化しようとしたときだ。湘南が自陣左サイドから縦にグラウンダーのボールを入れる。後半33分からピッチに入った阿部浩之が山村和也を背負いながらも、これをフリック。背後で受けた山田直輝がペナルティエリアに侵入し、冷静に中に折り返すと、そこに走り込んだのは阿部。川崎にとってはただの1敗には収まらない、痛恨の逆転弾を決めたのだ。
この試合、両チームの間にコンディション面での差があった。湘南は2週間ぶりの試合となったのに対し、川崎は1週間で3試合をこなしている。前節から中2日。プロである以上言い訳できないが、前半からその差は目立った。
そういう意味で、この試合に関して言えば勝敗を分けたポイントとして見逃せないのが交代選手だ。