■8月31日/明治安田生命J2第8節 モンテディオ山形 0ー2 ファジアーノ岡山(NDスタ)
異例の再試合となったJ2山形と岡山の一戦は、異例の再開場面から始まった。4月3日に行われた試合で主審らの競技規則適用ミスがあったとして、当該場面のスコアである0-0の前半11分から試合再開。山形のペナルティエリア内での岡山の間接FKから試合が始まった。
両チームがウォーミングアップを通常のように行うと、円陣を組んだ後にそれぞれのポジションではなく山形のゴール前に集合。山形の選手は、ゴールライン上に並ぶ形でスタートした。
山形の選手は、岡山がボールに触る前に前に出ると警告の対象となるというレギュレーションがあったため、いきなり厳しい駆け引きが。岡山の選手が何人も蹴る素振りを見せることで、山形の選手の“動き出し”を誘った。
事実、山形の選手を2度動かしたものの、主審はイエローカードを提示しなかったため、岡山は3度目で“本番”に。3度目の間接FKでDFヨルディ・バイスが豪快にネットを揺らして、試合開始時点のチャンスを見事に生かしてみせた。3度目の駆け引きとはいえ、事実上、試合開始からわずか2秒で決まった異例のゴールとなった。
岡山はこの1点に加えて試合終盤に追加点を奪って2-0で白星を手にした。