■8月31日/明治安田生命J1第20節 川崎フロンターレ 4ー0 サガン鳥栖(等々力)
延期されていた、川崎フロンターレとサガン鳥栖の試合が等々力で行われた。ホームチームが4得点を奪って首位に返り咲いたこの一戦で、衝撃のゴールが生まれた。
それは、川崎が2点リードで迎えた後半11分の場面だ。川崎が自陣左サイドで鳥栖にFKを与えてしまう。川崎のゴール前にアウェイユニフォームが終結する状態で、キッカー・森谷賢太郎が右足でFKを蹴る。ボールは弧を描いてゴール前の味方選手に向かうも、うまくヒットせずボールは高く宙にリフレクションしてしまう。
この落下点にいた脇坂泰斗はこれをクリアしようとするのだが、その際、前線に残っていたマルシーニョを意識しながら高いボールを蹴る。すると、ブラジル人ドリブラーはこれに反応。ボールに向かって加速し、同じくボールを追いかける相手選手3人を置き去りにする。
マルシーニョはそのままドリブルすると、相手GKが前に出ていたのを確認。約30mの距離をもろともせず、トップスピードのままループシュートを放ったのだ。相手GKの頭上を抜けたボールは見事にゴールイン。神パスが導いたスーパーループ弾によって、試合の行方は決定づけられた。