■柏の修正の効果はこの日も健在だった
すると、指揮官は清水戦に続きハーフタイムで3枚替えを決行。また、前回のように戸嶋の役割を調整して対応するのではなく、彼を3枚替えの1人としてベンチに下げ、フォーメーションを再び2トップにした。フォーメーションの変更の有無やキープレイヤーが決まっているわけではなく、試合ごとに修正方法が異なる。これは修正によって勝ち点を積み重ねてきたチームならではだ。
リーグトップの逆境での強さを誇る柏の修正の効果はこの日も健在だった。
後半、攻撃に前進する力と積極性を取り戻すと、54分にはドッジがゴールを決めて1点差に。日立台には「行ける」という雰囲気が漂った。
しかし、この日は攻守が噛み合わなかった。直後に1-3となるゴールを安部柊斗に奪われて再び2点差になると、そこから2-3としても2-4、3-4としても3-5、と反撃に成功する度に2点差に戻され、追いつくことができないまま敗れた。