【J1分析】柏レイソル「リーグトップの逆境での強さ」も求められる「初めから」の部分【柏レイソルvsFC東京】(1)の画像
54分、ドッジのゴールで1点差とした柏だったが… 柏レイソルvsFC東京(20220827)撮影/原壮史
柏レイソルvsFC東京(20220827)
【明治安田J1リーグ 第27節 柏レイソルvsFC東京 2022年8月27日 19:03キックオフ】

 前節、柏はアウェイで清水を相手に最後の最後で引き分けに持ち込むことに成功した。

 アウェイでリードされながらも勝ち点を獲得した回数はリーグ最多(7回)であり、このことから、柏はギアを上げて成果を出すことができるチームだ、ということがわかる。

 しかし裏を返せば、それだけリードされる展開に陥っている、ということだ。

 修正力の高さで勝ち点を重ねることができているものの、初めからそうならば、と悔いの残る試合も多い。

清水戦では修正のキーマンとなっていた戸嶋祥郎 柏レイソルvsFC東京(20220827)撮影/原壮史

 先週の日本平で巻き返しのキープレイヤーになっていたのは戸嶋祥郎だ。彼への「相手サイドバックの上下動にしっかりと対応する」「攻撃になったときに、サイドハーフのようにより高い位置を取る」という具体的なプレースタイルの変化の指示が、フォーメーションそのものを変えずともそれと同じ効果を発揮することになり、攻守共に効率を高めて勝ち点1を掴みとった。

 しかし、この日は前半にその背番号28が東京の紺野和也に再三仕掛けられたことによって全体が後手に回った。ネルシーニョ監督は飲水タイムでフォーメーションを3-5-2から5-4-1に変更し、東京に握られた主導権を取り戻そうと試みたが、展開は変わらなかった。東京の、流動的な立ち位置の変化と右サイドでの紺野の仕掛け、という攻撃のベースが揺らぐことはなく、柏は結果的にそのサイドから2失点を喫してハーフタイムを迎えることになった。

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