【ヴィッセル神戸対全北現代モーターズ 8月22日】
「どうにかしてよ」
そう言いたくなってしまうような前半だった。
見せ場もなく、ノックアウトなのにどちらにも勝ちに行く姿勢が見えない。ただ、時間がゆっくりと流れていくだけだ。
負けたくないから攻めないのかどうかはわからないけれど、よくもまあ、こんなつまらない試合ができるものだと思った。これも戦術と言ってしまえばそれまでだが、いかがなものだろう。
ハーフタイムの時点で「延長戦は避けられないだろうな」と覚悟した。
だが、こんな試合を120分間も見せられるのは勘弁してほしい。
64分、汰木康也のゴールで試合が動いた。
「これで延長は避けられたか」とほっとしたのも束の間、全北現代がマドウ・バロウのゴールで追いついてしまう。