■ユンカーが2発! 5-0で完勝

 ハーフタイムに3枚代えを行ったこともあって、後半は前半のような前進方法はできなくなり、徐々に相手のボール保持時間が増えていった。

 しかし相手のボール保持には組織性があまりなく、個人判断の合成のような攻撃だったため、あまり怖さは感じられない。浦和のミスによる被決定機と鋭いミドルシュート以外では危険なシーンはほとんどなく、無失点のまま時計の針は進んでいく。

 すると84分、途中出場のキャスパー・ユンカー江坂任のパスをワントラップしてシュート。ゴール右下へと冷静に流し込み、ダメ押し弾を奪った。

 試合終了間際にはまたしてもユンカー。91分、再び江坂からラストパスが送られると、今度はワンタッチで流し込んでチーム5点目をマークしている。

”北欧三銃士”による大量得点で浦和が5-0の快勝。2019年以来、3大会ぶりとなる8強入りを決めた。なお、8月22日に行われる準々決勝の相手は、20日に行われる抽選会で決定する。

 その準々決勝も25日に行われる準決勝も、舞台は埼スタ。浦和にとっては最高のアドバンテージを得ることができる。このジョホール戦は声出しエリアでおよそ5000人のサポーターが大声援を送って選手を支えた。2017年以来のアジア制覇に向けて、引き続き「12人目の選手」が共闘する。

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