■3得点すべてに絡む!
さらに3点目にも絡んだ。後半34分、味方の左からのクロスが右サイドに流れた。疲労が蓄積した時間帯だったが、背番号2はためらわずスプリント。ラインを割る直前でマイボールにすると、そこからの崩しで3点目を誘い込んだ。結果的に決勝点となったこのゴールは、その異次元の運動量がもたらした
3得点すべてに絡むだけでなく、飯野が広範に動くことによって相手DFのポジションをずらし、できたスペースを味方に使わせる役割もあった。異次元の運動量とセンスがあるからこそできる業だった。
この試合に限っては、「無双」という言葉を使っても過言ではない活躍を見せた。試合後には、笑顔で山口蛍に飛びつくなど、チームに加入してから2か月も経過していないにもかかわらず、完全に溶け込んでおり、戦力的にも欠かせない存在となっている。
神戸がアジア制覇を成し遂げられるか、飯野の躍動が欠かせない。