8月12日、UEFA(欧州サッカー連盟)が2021―22シーズンの年間最優秀選手賞と監督賞の最終候補3人をそれぞれ発表した。
■選手賞の最終候補3人は?
選手部門で選出されたのは、レアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマとGKティボー・クルトワ、そしてマンチェスター・シティのケビン・デ・ブライネだ。
ベンゼマは昨季のチャンピオンズリーグ(CL)とラ・リーガ、スーペルコパ・デ・エスパーニャ優勝に大きく貢献。特にCLでの活躍は凄まじく、パリ・サンジェルマン(PSG)とのラウンド16・2ndレグではハットトリックを達成して逆転での準々決勝進出へと導いた。続くチェルシーとの準々決勝1stレグでも3得点を叩き込むなど、12試合で15ゴールを記録した。
クルトワもベンゼマと同様にマドリードのタイトル獲得に大きく寄与した。印象深いのがCL決勝のリバプール戦だろう。20本以上ものシュートを浴びせられたが、枠内へ飛んできたボールを神がかったセービングで防ぎ続けて1―0での勝利に導いた。CL決勝最多となる9度のセービングを記録し、MOMにも選出されている。
シティをプレミアリーグ連覇に導いたデ・ブライネも受賞に相応しい選手の1人だ。ベルギー代表MFは、フットボーラーとしての圧倒的な総合力を武器に昨季も躍動。自身最多となるリーグ15得点をマークし、アシストも8つ記録するなど、シティの攻撃における最重要選手であることを証明してみせた。