■江坂のスルーパスを出す場面に向けられた声
一方で、意外な声も並んだ。
「主審もマークついてたんじゃないかってレベルの立ち位置だけどよくボール出せたな、さっすが江坂」
「審判が磐田の守備の邪魔しとるように見えるの俺だけ?笑そしてユンカーは地味に難しい1VS1をしっかり仕留めるの流石っす」
「この辺の主審、パスコースの消し方抜群だった」
こうしたコメントが指すのは、江坂がスルーパスを出す瞬間だ。浦和の司令塔がボールを前進する際、目の前には相手選手3人がいたが、さらに、主審もいた。江坂にとってパスを出すうえで最も重要なコースに立っていて、江坂はそれを避けようとするようにドリブルコースを変えている。
その分、パスを出すまでに時間がかかってしまったが、江坂とユンカーの連携の方が上回り、先述したような見事な得点を生んでいる。
ルヴァンカップでベスト4に勝ち上がった浦和レッズは、さらに、ACLのラウンド16に挑むなど、今季のタイトル奪取に向けて重要な局面を迎えている。そんな中で、ユンカーの活躍やチームのゴールラシュは、チームに勢いをもたらすはずだ。