■東京に勝ちきった清水は残留圏の15位に浮上

 乾とピカチュウの加入、そして北川航也の復帰により、清水はマリノスや川崎のように5人の交代枠をフル活用して強さを保ち続けることが可能になった。外国籍選手も1試合で全員を起用することは不可能な人数(離脱者を含めて8人)となっており、この試合ではカルリーニョス、サンタナ、ピカチュウの3人が先発し、ホナウド、ベンジャミン・コロリが途中出場。オ・セフンとヴァウドがメンバーから外れた。(※ヘナト・アウグストは左膝を手術し全治8か月。今季絶望となっている)

 鈴木唯人中山克広西澤健太ら離脱者もまだ多いが、残留争いの渦中にいるチームを見渡すと、清水はこの夏に最も戦力を積み上げたと言える陣容になった。

 ホームで1敗しかしていなかった東京に勝ちきった清水は残留圏の15位に浮上。完全なる上り調子で迎える次の相手は、奇しくも16位のガンバだ。はたして、勝ち点差2(※ガンバは1試合未消化)で迎える6ポイントマッチを制し、リーグ終盤戦を前に一気に残留争いから抜け出すことができるだろうか。

)神に祈った後も空を見上げ続けるカルリーニョス・ジュニオ FC東京vs清水エスパルス(20220807)撮影/原壮史

 この試合はその可能性を存分に感じさせるものだったが、福岡戦が中止となったガンバは休養十分。思い出されるのは2020年11月21日、大分時代の片野坂知宏監督が、リーグ優勝目前の川崎に対し、存分に与えられた準備期間(この時は17日間)を見事に活用して勝利してみせた試合だ。十分な時間が与えられた片野坂監督のチームは、とてつもなく恐ろしい。

 真夏に早くも訪れた残留争いの大一番の行方はいかに。激闘必至のその試合は、14日に大阪で行われる。

 

■試合結果

FC東京 0―2 清水エスパルス

 

■得点

58分 カルリーニョス・ジュニオ(清水)

85分 チアゴ・サンタナ(清水)

PHOTO GALLERY FC東京vs清水エスパルス(20220807)
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