■国境を目指せ!
一つは、サウジアラビアとの国境見学です。
カタールという国は、アラビア半島から北に突き出したカタール半島の大半を占める国です。三方を海(アラビア湾)に囲まれており、唯一陸上の国境で接しているのがサウジアラビア王国なのです(ですから、サウジアラビアからは大勢のサポーターが大型バスを連ねて日帰りでやってきます)。
その国境を見に行こうというのです。もちろん、サウジアラビアという国は入国が難しい国ですから国境を越えての観光はできませんが。
それで、タクシーに乗って運転手に「サウジアラビアの国境まで」と言ったのですが、英語がちゃんと通じていなかったのか、連れていかれたのはドーハ市内のサウジアラビア大使館でした。
それで、「ちゃうちゃう、国境まで行きたいんや」と言って連れて行ってもらったのですが、ただ国境管理の建物が遠くに見えるだけの砂漠でまったく面白くもなんともありませんでした(国境そのものには近づけないわけです)。
だから、そんなところに行く客などいないので、タクシーの運転手は僕たちを大使館に連れて行ったというわけです(バーレーンは島国ですからサウジアラビアとは海を隔てているのですが、堤道が築かれて道路でつながっていて中央の本当の国境まで行くことができます。そして、そこは展望施設になっていてアラビア湾の美しい海を眺めることができます)。