■8月6日/明治安田生命J1第24節 鹿島アントラーズ 0-2 サンフレッチェ広島(カシマ)
E―1選手権による中断明けのJリーグで、鹿島は2連敗を喫してしまった。ホームにサンフレッチェ広島を迎えた前半はスコアレスで折り返したものの、84分に先制ゴールを許すと、後半アディショナルタイムにも失点。ゴールが遠く、2試合連続無得点での黒星となった。
前半を折り返した時点では、どちらに白星がついてもおかしくなかった。局面局面で強さと速さで上回ろうとする鹿島と、全員でピッチを使って連動しようとする広島。戦い方は対局的ながら、どちらもチャンスは作っていた。広島のほうがその回数と質では勝っていたが、ホームチームは涼しいピッチの上で手ごたえを感じていたはずだった。
その流れをアウェイチームに傾けたきっかけは、広島のミヒャエル・スキッベ監督がハーフタイムに切った交代カードだ。FWナッシム・ベン・カリファに代えてFWドウグラス・ヴィエイラを入れると、チームの方向性がよりはっきりとしたことで鹿島は押し込まれる時間が長くなってしまった。
流れを掴んだ広島に対して次に交代カードを切ったのは、当然、レネ・ヴァイラー監督だ。70分、ディエゴ・ピトゥカとアルトゥール・カイキを下げて仲間隼斗と舩橋佑を投入する。