J1はシーズンを折り返し、さまざまな動きが活発になっていく。選手の移籍も、そのひとつだ。夏からの巻き返しへの新戦力獲得、あるいは海外への飛躍と、選手の出入りが加速している。
この夏の移籍ウィンドウは、「西高東低」の模様だ。西日本のクラブの方が、この夏は選手の入れ替わりが激しい。
ガンバ大阪は、またも補強に打って出た。鈴木武蔵、食野亮太郎というヨーロッパからの復帰組に続いて、パリ・オリンピックを目指すU-21日本代表のボランチを獲得した。
山本理仁は、多くのタレントを輩出していた東京ヴェルディのアカデミー出身。まだ20歳ながら、すでにJ2でリーグ戦104試合に出場している。
ヴィッセル神戸神戸では、日本代表としてE-1選手権に出場している橋本拳人が、スペイン2部のウエスカ行きを決断した。ジュビロ磐田は、シント=トロイデンでプレーしていた松原后を獲得。県内のライバルである清水エスパルスでプレーしていたサイドバックであり、J1残留へ向けての必死さがうかがえる。
現在のJ1では上位には東日本のクラブが多いが、西日本のクラブも反撃へと爪を研いでいる。
ここでは、清水までの東日本9クラブと、磐田以西の西日本9クラブに分割しつつ、5月以降にJ1クラブから正式発表された移籍動向をまとめた。画像でポジションと名前の間にある「完」は完全移籍、「期」は期限付き移籍、「復」は期限付き移籍からの復帰、「昇」は下部組織からの昇格を表す。「新」は高卒、あるいは大卒の新人選手。ポジション名の背景がピンクの選手は、今回新たに情報を更新した選手。