■7月25日/パリ・サンジェルマン ジャパンツアー2022 PSG 6―2 ガンバ大阪(パナスタ)
ガンバ大阪とパリ・サンジェルマンの一戦はパナソニックスタジアムが大いに盛り上がった試合となった。アルゼンチン代表リオネル・メッシとブラジル代表ネイマールが先発すると、前半から猛攻を仕掛ける。その共演は観客の感情を盛り立てたが、それを止める男がいた。GK東口順昭だ。
開始3分強でのメッシの左足シュートを止めたのを皮切りに、11分にもメッシのペナルティアーク付近からのグランウンダーシュートをキャッチ。そして15分、ネイマールが後方からの浮き球に反応して1対1の状況を作る。ガンバ大阪としては絶体絶命だったが、ネイマールの逆をつこうとした素早いシュートをG大阪守護神は足でスーパーセーブ。会場をざわつかせた。
さらに20分にもビッグセーブを見せる。ネイマールが左サイドを突破し、中に早いクロスを入れる。ゴール前で構えていたのはパブロ・サラビア。スペオン代表FWはこれを左足で合わせるだけの場面で、実際、ドンピシャのタイミングで合わせたが、東口は右手一本で神セーブ。まさかの好守にサラビアも頭を抱えて宙を見つめるしかなかった。
しかし28分、ついに失点してしまう。メッシのシュートを再びセーブしたが、今度はゴール前にボールを弾くのがやっと。それに反応したサラビアに押し込まれてしまったのだ。