サッカー日本代表・相馬勇紀初ゴール飾るも「もう少しスピードを上げていいコースに蹴りたかった」【日本代表vs香港代表】原悦生PHOTOギャラリー「サッカー遠近」

■「彼が人と人をつないでくれたからチームが機能した」

　ＧＫの鈴木彩艶は浦和でのリーグ戦では出場機会がなく「セカンドキーパーかもしれないが、西川周作もここにいておかしくない選手」（森保）だが、デビューでそんな森保の期待に応えて見せた。

「クロスの対応で相手が飛び込んでくるのが見えて、恐れたり躊躇したりしてもおかしくない場面で勇気も持って相手と接触しながらも無失点に貢献してくれた」（森保）

　水沼宏太への森保の評価は「彼が人と人をつないでくれたからチームが機能したという部分で貢献度が高い。攻撃にも守備にも関わり右サイドからの配給で得点に結びつけてくれた」だった。

　香港戦は参考にしかならないことも承知の上だろう。

　だが、４９８０人という観客席は寂しかった。声出し応援のテストマッチでゴール裏からは歌も聞こえたが、あまりにも閑散としたスタンドには危機感があった。Ｊリーグより少ないのだから。