7月11日に行われたJ1リーグ第21節、浦和レッズvsFC東京。この一戦にて、浦和のGK西川周作が大記録を達成した。
■曽ケ端準の記録を抜いて単独1位に
ここまでリーグ全試合に出場していた西川は、FC東京戦でもスタメン起用。今季の浦和は勝ち点の取りこぼしを続けていたが、今節は“別人”のようなパフォーマンスを披露し、快勝した。勢いをつけるチームに呼応するように、西川自身のプレーも冴えわたった。
試合は浦和が支配する展開になったものの、39分には松木玖生の遠距離からのFKがポストに直撃するなど、危険なシーンも何度か訪れる。しかし赤き守護神は、64分のレアンドロによる鋭いミドルシュートに対するセーブ、86分の際どいアーリークロスへの飛び出しなど、要所でファインプレーを見せた。それだけでなく、自慢の低弾道のフィードでチャンスも演出していた。
そしてチームは3-0で勝利。クリーンシートを達成した西川はJ1通算170試合無失点の大記録を樹立し、最多タイで並んでいた鹿島アントラーズで活躍した曽ケ端準の記録を抜いて単独1位に立っている。