■7月10日/明治安田生命J1第21節 札幌 0-0 鹿島(札幌ドーム)
鹿島のFW土居聖真が「90分間を通して我慢の試合だった」と振り返ったように、北の大地で苦しい時間を過ごすこととなった。無得点に終わった攻撃陣は見せ場を作ることができず、札幌の攻撃をなんとかやり過ごしてスコアレスドローがやっと。優勝争いをするうえで、課題ばかりが残った。
この試合でチームの最前線に立ったのは、これが今季初先発のエヴェラウドだった。チームの核である鈴木優磨が体調不良でベンチ外となったため土居聖真と2トップを組んだのだが、攻撃面で有効な崩しを見せることができなかった。とはいえこれはFW陣だけの問題ではない。パスをつなごうにも最終ライン、中盤と、チーム全体でかみ合わなかった。11人が連動して前に行くことができなかった。
その要因の一つが、前への守備の機能不全だ。土居が、「前方からの守備でなかなかハメることができなかった」と振り返ったように、エヴェラウドらがプレスをかけようにも、札幌の対策の方が勝り、空転。そして、この前への守備ができなかったことで、「全体が後ろに重くなっていた」(前同)という。
ここについては、ベルギーに移籍した上田綺世と体調不良で欠場した鈴木の不在を感じさせた。“たられば”はないが、今季最も長い時間を組んだ2人であれば、試合中に修正できたかもしれない。