7月19~26日にEAFF E-1選手権が開催される。香港、中国、韓国が出場するこの大会に臨む日本代表メンバーは、13日に発表される予定だ。FIFA国際マッチデーではない今大会は、海外組を呼ぶことができないなど難しさもある。11月のカタール・ワールドカップ、さらにその先へとつなげるために、いかにこの大会を戦うべきか。ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生が語り合った。
■若手で試したい選手たち
大住「若い選手は細谷真大や鈴木唯人らがいるけど、松木玖生は難しいかな」
後藤「松木も試すべきじゃないかな。僕はもっと若い選手を入れちゃってもいいと思っている。中野伸哉なんて使えそうだし、4年後のワールドカップまでに大きく伸びてほしい選手。もっと極端に言えば、その下の世代の大型FW徳田誉はまだ15歳だけど、日本には珍しい貴重な大型FW候補。そういう選手だって面白いと思うけど。また4年後になって、“やっぱり良いFWがいない”と言うんじゃ困るから」
大住「でもやっぱり、僕はJリーグでものすごく良い選手は呼んでほしいなと思う。横浜F・マリノスは、目立つ選手が多いじゃない」
後藤「チーム状態が良いから個々も良く見えるし、一人ひとりが良いからチーム状態も良い。じゃあ、横浜FMと川崎フロンターレの連合軍にしようか。神奈川選抜だ」
大住「神奈川と言えば、湘南ベルマーレも良いんだよ。町野修斗。体も大きいし、今は絶好調だからね。湘南では、杉岡大暉もよくなってきている。もともと東京五輪世代だったしね。石原広教もすごく良いよ」