■ルールの中で成果を上げることで、ルールを変える未来に近づける
この日のSTEP2を経て、JリーグはSTEP3(声出し可能エリアは市松模様、エリアの席数の上限はなし。※収容人数の50%まで)に進もうとしている。少しずつだが着実に前に進む、というイメージだ。
一度楽しさを知ってしまうと一気に元通りになることを望みたくなるが、Jリーグは実績を積み上げている途中だ、ということを忘れてはならない。今でも自治体ごとにイベント開催に対してコロナ対策用の要請やガイドラインの設定がされており、Jリーグはルールの中でエビデンスを積み上げて「その先にある、感染対策の方針自体を見直していただく働きかけ」(野々村芳和チェアマン)に繋げたい、という構図だ。
ルールの中で成果を上げることで、ルールを変える未来に近づける。制限から解放されて元に戻りたい、と思っているのは皆同じ。クラブやリーグも苦心している。存分に楽しんで熱を取り戻しつつ、目的達成に向かって全体で着実に歩みを進めることに協力もする、ということが全試合で成立することに期待したい。
■試合結果
FC東京 3―0 北海道コンサドーレ札幌
■得点
35分 レアンドロ(東京)
45+4分 アダイウトン(東京)
51分 アダイウトン(東京)