【J1分析】梶浦勇輝とアルベル監督を迎えた声援「私の名前を叫んでくれた。しっかりと耳に届いた」【FC東京vs北海道コンサドーレ札幌】(2)の画像
キックオフして間もなく、金子拓郎との戦いを制した梶浦勇輝 FC東京vs北海道コンサドーレ札幌(20220706)撮影/原壮史
FC東京vs北海道コンサドーレ札幌(20220706)

【明治安田J1リーグ 第20節 FC東京vs北海道コンサドーレ札幌 2022年7月6日 19:03キックオフ】

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 この日の試合でも、両チームのサポーターは試合前から試合後まで応援を存分に楽しんでいた。東京側で簡単に例を挙げるならば、試合前の“マフラーを広げるだけではない”You“ll Never Walk Aloneも、試合中のチャントも、試合後の「シャー」も、全てが懐かしい光景であると同時に大きな楽しさを伴っていた。札幌サポーターも、完敗の内容になったため最後はブーイングで終わってしまったが、声援を送る体験は楽しかったはずだ。

 声援の中で試合をすることが日本で指揮を執り始めたシーズン(2020年、アルビレックス新潟)の開幕戦以来となったアルベル監督は、試合後には場内を周った。スタンドにはカタルーニャの州旗が複数広げられ、ゴール裏から「アルベル・トーキョー!」と声援を受けた。

 会見で「私の名前を叫んでくれた。しっかりと耳に届いた。うれしく思う」と感謝したカタランの指揮官は、声援があることについて「素晴らしい」に加えて「美しい」という言葉を使った。「声援があることこそがサッカーでありエンターテインメントだと思う」と語る彼は「今後も声援がある中で試合ができることを強く望んでいる」。その願いはJリーグに関わるほとんどの人が持っているものだろう。

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