プレミアリーグのトッテナムが7月1日、エバートンからブラジル代表FWリシャルリソンを獲得したことを発表した。2027年までの5年契約となる。
■鎌田の残留は決定的か?
リシャルリソンがトッテナムに加入したことにより、ある日本代表の動向に影響がありそうだ。それは、フランクフルトMF鎌田大地。このテクニシャンには今季終了後にトッテナム移籍の噂があったが、それはほぼ消滅したと言ってもいいだろう。フランクフルトはすでに来季の背番号を発表しており、鎌田は今季と同じ背番号15を来季も背負うことが決定している。
リシャルリソンのポジションは、ウィング、もしくはセンターフォワードだ。ただ、アタッキングミッドフィルダーとしてもプレーできるため、トッテナムの基本フォーメーションである3−4−2ー1であれば、ソン・フンミンとシャドーを組むことが予想される。ハリー・ケインとの共存も考えられるだろう。仮に鎌田がこの中に入るとすれば、やはりソン・フンミンの相棒のポジションである。このポジションに鎌田をさらに迎え入れることは考えにくい。
リシャルリソンは、場合によっては4−3−1−2の2トップでケインとコンビを組む可能性もある。3トップであれば、両ウィングのどちらかの起用となるだろう。兎にも角にも、シャルリソンが加わったことでトッテナムの攻撃陣の層が厚くなった。攻撃のバリエーションも増える。アントニオ・コンテ監督が開幕戦でどんなメンバーを選出するのか気になるところだ。