【J2第24節プレビュー「勝負の7月」】5試合ぶりの勝利を目指す3位・ベガルタ仙台は5位・町田ゼルビア戦!「2トップ」中山仁斗のパートナーは「背番号50」遠藤康か。“別格クオリティ”の34歳にかかる大きな期待!!【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
遠藤康(仙台)   撮影/中地拓也
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■2位・新潟は「Aサードのクオリティアップ」をテーマに

 7月2、3日に行なわれるJ2リーグ第24節。7月2日18時キックオフの水戸対横浜FC戦が終了するかどうかのタイミングで、2位の新潟はザスパクサツ群馬戦のキックオフを迎える。松橋力蔵監督率いるチームにとっては、2試合連続のアウェイゲームだ。

 前節の横浜FC戦は、ボールポゼッションとシュート数で相手を上回りながら、好機を生かしきれずに0対2で敗れた。守備に軸足を置いた相手に先制点を許し、ワンチャンスを生かされて追加点を奪われる展開は、ポゼッションスタイルのチームが陥りがちな負けパターンだった。

 トップ下で攻撃のタクトを振るうMF高木善朗は、「やっぱり後半戦は甘くない。今日みたいな試合が増えてくると思うので、チャンスでしっかり決め切らないといけない」と表情を引き締める。

 CBの千葉和彦も、攻撃の最終局面に目を向ける。新潟復帰2年目の37歳は「前進するところは去年までの積み上げがあるので、ある程度オートマティックにできている」と語り、アタッキングサードの攻略を今後のテーマにあげる。

「ラスト3分の1でどう人数をかけながら、3人目を使いながら、どこに入っていくか。相手の背後を取っていくか。そういった部分は去年より成長していますが、残りの3分の1を攻略するのは難しいものなので、そこのクオリティーをどう上げていくかですね」

 対戦相手の群馬は、6勝5分12敗の19位だ。5月17日の17節から7試合未勝利で、19得点27失点の数字から判断すると、攻め合いになるとは考えにくい。群馬の大槻毅監督が緻密な分析を得意としていることからも、相手の守備をどうこじ開けるのかが新潟のポイントになるだろう。正田醤油スタジアム群馬を舞台とする一戦は、7月2日19時半キックオフだ。

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