日本代表FW上田綺世のベルギー1部サークル・ブルージュ移籍が7月1日、正式に発表された。鹿島の公式サイトによると、ブルージュとクラブ間で基本合意に達したとのこと。今後は7月2日に離日し、メディカルチェック後に正式契約となる見通しのようだ。
日本代表期待の23歳FWの移籍先での適正ポジションとフォーメーションとは。
■3トップの相方は?
抜群の瞬発力とスピードを活かした抜け出しに加え、どこからでもゴールを狙える広いシュートレンジ、さらには、態勢を崩しながらでもボールにミートできる体幹など、鹿島が誇る万能型FWが、世界へ羽ばたくこととなった。
今季はここまでJ1で10得点を奪い、J1のトップスコアラーだ。鈴木優磨と構成する2トップは今季最強と称され、猛威を振るっている。その活躍が、鹿島を現在2位のポジションにまで押し上げ、優勝争いを演じさせている。
今回の移籍では1億~2億円と言われる移籍金を支払うことで条件がまとまったと伝わっており、サークル・ブリュージュの本気度がうかがえる。また、上田の本来のポジションであるセンターフォワードでの起用が地元メディアなどで報じられていることから、その得点力が純粋に評価されているようだ。
ブリュージュの基本システムは4−3−3、もしくは4−2−3ー1。場合によっては4−4−2や3バックも採用する昨季はベルギーリーグで10位入ったこのクラブは、上田を最前線に配して上位進出を狙うこととなる。
3トップを採用する場合、上田の相棒はソメルスとデマンのベルギー人2人になる可能性が高い。デマンは22歳、ソメルスは23歳。23歳の上田とほぼ同世代での前線を構成しそうだ。