オランダ1部のスパルタ・ロッテルダムは6月25日、ベルギー2部のロンメルSKからUー21日本代表FW斉藤光毅をレンタル移籍で獲得したことを発表した。
■ベルギー2部からオランダ1部へ
横浜FCの下部組織出身である斉藤は2018年7月に16歳11か月11日というクラブ史上最年少でトップチームデビュー。Jリーグでの活躍が認められると、2020年11月にベルギー2部のロンメルへの完全移籍が発表された。
20/21シーズンは途中加入で公式戦10試合に出場1アシストを記録した斉藤。欧州最初のシーズンはノーゴールに終わった。だが今季開幕戦のワースラント=ベフェレン戦でスタメン出場を果たすと、移籍後初ゴールを記録した。この試合は2−3の敗戦を喫したロンメルだったが、斉藤の先制ゴールは一躍脚光を集めることになる。
ワースラント=ベフェレン戦の開始5分、アルノ・フェルシューレンのロングボールに斉藤が反応すると、ペナルティエリア右からボレーシュート。これがGKの頭上を超えてゴールに吸い込まれた。このスーパーゴールはロンメルファンのみならず、ベルギー国内で脚光を浴びた。複数のベルギーメディアは「ワールドクラスのゴール」などと称賛した。
今季の斉藤は公式戦22試合に出場6得点2アシストを記録。そして、ロンメルからのレンタル移籍という形でオランダへステップアップすることになった。契約期間は今季終了までの1年間となっている。