6月24日、浦和レッズの定例会見にリカルド・ロドリゲス監督が出席。天皇杯で起こったジャイアントキリングによるサポーターの抗議に言及し、J1リーグ後半戦に向けては「リーグ2位のデータ」を示しつつ課題を語った。
■群馬戦でのサポーターの抗議に言及
浦和は直近のJ1で、名古屋グランパス戦に3-0で快勝。しかし4日後の天皇杯ではJ2のザスパクサツ群馬に敗北。まさかの黒星となった試合への反省と、J1第18節ヴィッセル神戸戦に向けた抱負を語った。
「その2試合では、ベストとワーストなことが起こってしまいました。群馬戦は、良かった名古屋線の後だからこそ、無意識に『楽に勝てる』と思ってしまう危険性がありました。名古屋戦も高い強度でいいプレーができたと思いますが、天皇杯はちょっとしたことで失点してしまえば敗退するという大会であり、そうなってしまいました。これは大きな問題だと思います。しかし、ここから神戸戦で反撃を見せて、リーグで順位を上げていかなければなりません」
また、群馬戦の後には一部のサポーターがバスを囲む抗議行動に出ており、SNS上でも話題に。これに対してロドリゲス監督は、試合結果を顧みつつ理解を示している。
「サポーターの方々の自然なリアクションがあったと思います。J2のチームに負けてしまったわけですから。いつもチームにモチベーションを与えてくれるサポーターですが、このように批判がある場合は、よくないところがあるということなので、改善しなければなりません。
私は監督としてサポーターの皆さんを幸せな気持ちにすることも仕事だと思っていますので、そうしたいと思います。批判があるときはそれをしっかりと聞いてモチベーションにし、次に向けて勢いづける要因にしたいと思います」