ヨーロッパリーグ(EL)を制し、日本代表にも復帰したフランクフルトのMF鎌田大地。今季のブンデスリーガで決めた「冷静すぎる一撃」にスポットを当ててみよう。
■冷静にGKをかわしてゴール
徐々に調子を上げた鎌田は、2021年12月16日のブンデスリーガ第16節ボルシアMG戦でシーズン初ゴールを記録。すると、ちょうど1か月後となる2022年1月16日の第19節アウクスブルク戦にてすばらしいシュートを叩き込んだ。
0-0で迎えた22分、カウンターの形から抜け出し、フリーでペナルティエリア中央に侵入。相手GKが飛び出してくるも、それをあざ笑うかのように右へとかわし、落ち着いて先制点を決めている。この冷静ぶりには、ゴール動画をアップした『スカパー!』の公式YouTubeチャンネルも「落ち着き神」というタイトルをつけるほどだ。
鎌田はその後も躍動し、ELでは5得点を記録。クラブに初となるチャンピオンの座をもたらした。
クラブでの活躍が認められ、アジア最終予選の終盤では招集外となっていたが、先日の6月シリーズで復帰。6月2日に行われた初戦のパラグアイ戦では1ゴール1アシストもマークしている。
再びサムライブルーに必要不可欠な存在であることを証明したMFには、トッテナムやセビージャなど強豪クラブが関心を示すと報じられている。果たして来季はどのクラブでプレーすることになるのだろうか。