2021ー2022年シーズン、ヨーロッパでは数多くの日本代表選手たちが躍動した。ブンデスリーガ1部のシュトゥットガルトに所属する日本代表DF伊藤洋輝の欧州初ゴールは「本当に左利きなのか」と思わせるほどの凄いゴールだった。
■欧州初ゴール
ジュビロ磐田の下部組織出身である伊藤は2017年にトップチーム昇格。2019年には名古屋グランパスにレンタル移籍。さらに2021年6月にはシュトゥットガルトへのレンタルが決まった。当初はリザーブチームでの出場が予定されていたが、徐々にトップチームで出場機会を増やしレギュラーに定着した。
伊藤の欧州初ゴールが生まれたのは、2021年11月26日に行われたブンデス第13節のマインツ戦。3センターバックの左で出場した伊藤が前半21分にゴールを奪う。遠藤航も組み立てに絡んでボールは左サイドへと繋がる。スルスルっとインナーラップした伊藤はペナルティエリア左でオレル・マンガラからのパスを受けると、ダイレクトで右足のシュート。これがファーサイドに決まった。
伊藤にとってこれが移籍後初ゴール。ブンデス、欧州初ゴールとなる記念すべき一発となった。このゴールにはツイッター上で「本当に左利き?」や「逆足ゴールはすごい」などの声があがっていた。このゴールで先制したシュトゥットガルトは、38分に同点ゴールを許すも、マンガラのアシストでボルナ・ソサが決勝ゴールを決めて勝利。伊藤がシュトゥットガルトの勝利に貢献した。
シュトゥットガルトでの活躍が認められた伊藤は6月シリーズの代表戦で日本代表初招集。左サイドバックとCBでプレーし、初のA代表でも躍動していた。今後の活躍が非常に楽しみだ。