■日本代表でも伸び悩む観客数
鹿島アントラーズは現在Ｊリーグでは首位を快走しており、ルヴァンカップでも躍進を目指したいが、福岡との１戦を０－１で落としていた。しかし、久々の応援歌で満たされるホームスタジムとなれば、プライムステージへの逆転進出へ大きな後押しとなる。
結果は、鹿島がエヴェラウド、仲間隼斗のゴールで２点をリードしながら、前半アディショナルタイムに福岡の山岸祐也のゴールで２−１。そのまま試合は終了し、トータルスコア２−２でアウェイゴールの差で、鹿島は惜しくも敗戦となった。
この一連の運営検証次第で、Ｊリーグサポーターの観戦スタイルは大きく変わることとなる。現地観戦の楽しみが増え、感染拡大以降、なかなか戻ることのなかった観客数を引き戻す起爆剤となりうる。
６月２日に行われた日本代表とパラグアイ代表の試合では、国の威信をかけた試合ながら客席には空席が目立ち、４万人収容の札幌ドームに２万４０００人強しか入らなかった。カシマの試合は、日本サッカー界の分岐点となる。
