■6月11日/JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ第2戦 鹿島アントラーズーアビスパ福岡(カシマ)
鹿島アントラーズとアビスパ福岡の試合を前に、カシマスタジアムでチャントが響き渡った!
これはJリーグが進める「声出し応援再開」に向けた運営検証の一環で、鹿島のゴール裏、福岡のゴール裏の決められたエリアで、声出し応援が認められたものだ。「不織布マスクの着用」や「座席の間隔調整」などが必要だが、これを満たした「声出し応援可能エリア」では、コロナ禍以前のように声を出して応援できるのだ。
座席数は間引きされていることなどから、今回販売したのはリーグ規定の上限である3000席。発売直後に完売したということで、その反響の大きさがうかがえる。サポーターとしてもこの2年間手拍子などに制限されていた応援が緩和されるということで、スタジアム観戦の楽しみが復活したことになる。
Jリーグは新型コロナの感染拡大以降、積極的にその対応に取り組んできた。いち早いリーグの中断を決断してからというもの、これまでも積極的に社会実験を実施。今回は、声出し応援に向けて動き出したわけだ。
この試合を皮切りに、6月12日にはJ2東京V―岩手(味スタ)でも行われ、さらに7月には6試合で検証を行う。会場も、ソユースタジアム、ケーズスタジアム、NDソフトスタジアム、日産と、6月に行う味スタ・カシマから拡大する予定だ。