サッカー日本代表・久保建英を活かす「3つの条件」!「堂安律との共存」「遠藤航によるカバー」「守備への組み込み方」の画像
ガーナ戦で突破を図る久保建英 撮影:中地拓也

 6月10日に行われたキリンカップサッカー2022のガーナ戦で、代表初ゴールを決めた久保建英。今回の試合から見えてきた、21歳のMFを活かす「3つの条件」とは――。

■堂安とのコンビネーションは大きな武器に

 狭いエリアでのボールコントロールと細かいタッチによるドリブル突破を得意とする久保だが、日本代表には、堂安律という同じタイプのアタッカーが存在する。

 この2選手は、現在のチームにおいてかなり強力な関係性を構築。日本人らしい、近い距離でポジションチェンジを繰り返しながら発動するパスワークは一級品で、これまでさまざまなDF陣を翻弄してきた。このガーナ戦で決まった先制ゴールも、久保と堂安のコンビネーションに山根視来が関わる形で生まれている。

 堂安もガーナ戦後の会見で、同じくレフティの久保について「彼の特徴は理解しているつもり。彼が右で張って僕が中に入ってもできるというのは、話し合っている。隣にいると、ボールを渡し合って相手を動かせるので、ドリブルしなくてもいい。出したいところにいてくれる」とコメント。相当な信頼関係を気付いていることがうかがえる。

 現代サッカーにおいて必須となっているコンパクトな守備ブロックを打開するためにも、久保・堂安コンビの破壊力は日本にとって大きな武器になる。2人を並べることが一つ目の条件だ。

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