■6月10日/キリンカップ2022 日本代表 ー ガーナ代表(ノエビア)
日本代表が今晩、ガーナ代表と戦う。その見どころの一つが、攻撃面での改善がなされたかどうかだ。パラグアイ戦では4得点を奪って勝利したものの、ブラジルを相手にした6日の試合では、枠内シュート数が「0」に終わった。
王国との試合後、森保一監督が「攻撃力かな」と指摘した日本代表の課題をガーナ戦で解決すべく、8日の練習では重点的に行った2つの練習があった。
一つは「GK+6対6」の練習で、後にこの意図を“中央で攻撃改善”といった説明をしていた。主に、原口元気、柴崎岳、鎌田大地の3人に「もっと考えて!」とハッパをかけながら行ったのがそれで、相手のプレスを交わしながらいかに3トップにボールを供給するかを問うていた。
もう一つの練習が、サイドからのクロスに攻撃陣が合わせるものだ。右サイドからは山根視来が、左サイドからは三笘薫と伊藤洋輝がクロスを供給。中央では2人がそれに合わせるためにゴール前に入った。クロスの軌道は最初はゴールから遠ざかる軌道で、途中からはインスイングの軌道に移行した。インスイングでのクロスには合わせにくそうにする場面が続いた。
また、この練習の際には谷口彰悟が最終ラインからサイドにボールを出す役目で、伊藤は左サイドバックとしてクロッサーの役割だった。三笘は練習後に居残りのドリブル練習をしており、サイド突破のチャンスにも余念がないようだ。