■対日本代表戦でのゴールの歴史
ネイマールが日本代表を相手に最初に決めたゴールは10年前、2012年に遡る。当時20歳のネイマールは、前年にサントスFCでリベルタドーレス杯を制し、FIFAクラブワールドカップ2011では柏レイソルに勝利。決勝のFCバルセロナ戦では0−4と涙を飲んだが、南米年間最優秀選手に選出され、今にも欧州に羽ばたく直前というタイミングだった。
2012年10月に開催された日本との親善試合では、FWフッキやMFカカーらを配したブラジル代表の中で背番号「11」をつけ、左ウイングの位置でプレー。前半26分にカカーがエリア内で倒され、PKキッカーとなったネイマールがPKで1点目を記録。後半3分には巧みなボールコントロールから技ありのボレーを決め、計2ゴールをマークした。
その後も13年のコンフェデレーションズカップや、14年の親善試合での衝撃の4得点を含め、日本相手にゴールを奪ってきた。昨夜の試合でも1点を重ねて「9得点」となり、日本としてはなんとも悔しい記録更新となってしまった。
ちなみに、ネイマールの「犠牲」となった代表チームの2位はペルーで「6(4試合)」3位がアメリカで「5(4試合)」だ。
計74ゴールの内訳はというと、親善試合で「45」、コパアメリカで「5」、コンフェデレーションズカップで「4」、W杯予選で「14」、W杯本大会は「6」。果たして11月のカタールワールドカップでは、ここからいくつ伸びることになるのか、要注目だ。