ブラジルに0-1で敗戦した翌日、日本代表は次なるガーナ戦(ノエビア/10日)に向けて千葉市内で練習を行った。当初は午後に練習を行う予定だったものの、急遽午前中からに時間を変更。左ふくらはぎ痛でチームを離脱することとなった守田英正を除き、26人が参加した。
その練習で注目を集めたのが冨安健洋だ。冨安は右足ハムストリングを負傷しており、所属先のアーセナルでも途中交代や欠場することがあった。今回の代表招集について森保一監督は、「“練習できる”、“試合をできる”という見通しもある」と招集の意図を明かしたが、5月30日の合流以降は別メニューが続いていた。ボールを触る練習を行う日もあったが、ボールの感覚を確かめる程度の軽いもので、慎重な調整が続いていた。
しかし、この日はかなり早いペースでピッチを縦にスプリント。歩いて横断すると、さらに縦にスプリントといった具合で、全力疾走を繰り返した。もう少し時間はかかりそうだが、復帰への行程を順調にこなしているようだった。他の選手たちがコンディションを上げている横で、冨安も合流に向けて調整を加速している。
6日のブラジル戦にも欠場したものの、試合後にはピッチに出てきてアーセナルの同僚DFガブリエウと会話。遠くロンドンから離れた東京での再会をかみしめているようっだった。