■南野とのポジション争いの行方は?
こうなると、左WGでスタメンを張っている南野とのポジション争いは激化するだろう。
南野は森保監督の体制では最多の17ゴールを決めているが、直近10試合では2得点に留まっている。一方で三笘は森保監督の下出場した全4試合で3得点だ。
また、三笘と南野はプレースタイルや役割が異なるため単純に比較はできないものの、最近の代表戦で残したインパクトは確実に前者の方が大きい。特に、途中出場から2ゴールを挙げてカタール・ワールドカップ(W杯)出場に導いたオーストラリア戦の印象は凄まじいものがある。
そして三笘は今回、スタメン起用で結果を残した。ジョーカーとしてではなく、スタートからでも脅威になれることを改めて示したのである。
最終的にはチームの戦術や左SBの人選によってもどちらを先発で起用するかは変わってくるだろうが、現段階では、森保監督の両者に対する評価はほぼ同じくらいだろう。
6月6日のブラジル代表戦では南野がスタートで出場する可能性が高いが、果たして森保ジャパンの背番号10は、勢いに乗る三笘からポジションを守れるだろうか。