ウクライナ代表MFアンドリー・ヤルモレンコが衝撃の先制ゴールを決めた。カタールワールドカップ欧州予選・プレーオフ(PO)準決勝、スコットランド代表対ウクライナ代表が現地時間6月1日に行われ、ウクライナが3−1の勝利を収めた。
■ワールドカップ出場に王手
この試合は2022年3月に行われる予定だったが、ロシアのウクライナ侵攻の影響で6月に延期となっていた。スコットランド代表はマンチェスター・ユナイテッドMFスコット・マクトミネイやリバプールDFアンドリュー・ロバートソンなどが先発。一方、ウクライナはウェストハムMFヤルモレンコやマンチェスター・シティDFオレクサンドル・ジンチェンコ、アタランタMFルスラン・マリノフスキーなどがスタメンに名を連ねた。
先制したのはウクライナ。前半33分、マリノフスキーからのロングボールにヤルモレンコが反応。そのまま左足でループシュート。これがゴールに決まった。絶妙なタイミングで抜け出したヤルモレンコはロングボールをしっかりとトラップし、冷静にループシュートを決めた。完璧な抜け出し、ロングボール、シュートセンスが光った得点シーンだった。
続く49分、右サイドでオレクサンドル・カラバエフがクロス。ファーサイドでロマン・ヤレムチュクがヘディング。これがゴールに決まってウクライナが追加点を奪った。79分にはカラム・マグレガーのゴールが決まり、スコットランドが1点を返す。
1点差に迫ったスコットランドだったが、ウクライナは後半アディショナルタイムに追加点。ジンチェンコが自陣でボールを奪うと、アルテム・ドフビクにスルーパスを供給。ボールを受けたドフビクはGKとの1対1を制し、ゴールネットを揺らした。
試合はこのまま終了し、ウクライナが3−1の勝利。W杯出場に王手をかけた。勝利したウクライナは欧州ラスト1枠のW杯出場をかけて、6月6日にウェールズ代表と対戦する。