■リバプールの絶対的主力コンビ

 2017-18シーズン以降、リバプールの絶対的主力として両WGを担ってきたモハメド・サラーサディオ・マネ

 今季はディオゴ・ジョタやルイス・ディアスといった新戦力がFWに加わるも、ポジション争いに勝利してその地位を譲らなかった。

 ゴール数では、両者合わせて1試合あたり1.08得点を記録。マドリードコンビと同様に、1試合1ゴール以上を挙げている計算になる。

 キーパス数(シュートの直前のパス)では、サラーが1試合あたり1.71本、マネが1.18本を記録しており、チャンスメイクにも貢献していることが伺える。

 また前述した通り、インターセプト数以外ではマドリードのコンビを下回っているものの、これはチーム全体でバランスが取れていることの裏返しとも言える。リーグ戦では、マドリードが総得点80総失点31なのに対して、リバプールは94得点26失点。サラーとマネ以外がチームに大きく寄与していることが分かる。

 しかし、それでもこの2人の存在感は計り知れない。特にサラーは今季、プレミアリーグにおいて得点王とアシスト王に同時に輝いており、絶対に欠かせない選手だ。

 プレミアリーグでは惜しくもマンチェスター・シティにタイトルを譲る形となってしまったが、果たしてリバプールをけん引してきたこのユニットは、チームに3大会ぶりのビッグイヤーをもたらすことができるだろうか。

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