5月29日に行われる、レアル・マドリード対リバプールによるチャンピオンズリーグ(CL)決勝。編集部では、この両チームを引っ張ってきた両チームの「最強攻撃ユニット」をデータによって比較し、紹介する。
データは『WhoScored.com』参照。選手1人の1試合当たりの数値を、それぞれ合計して算出した。
■レアル・マドリードの二大巨頭
まずは、今シーズンのマドリードをけん引してきたカリム・ベンゼマとヴィニシウス・ジュニオールのコンビについて。
特筆すべきはその得点力だろう。両者を合わせると、1試合あたり1.39点も決めていることになる。ベンゼマに至っては今季の公式戦45試合に出場し、驚異の44ゴール。ほとんど毎試合ネットを揺らしていることになる。
アシスト数では両者合わせて1試合あたり0.72を記録。ラ・リーガに限定すると、チームの総得点80のうち、なんと69ゴールにこの2人が関与していることになる。
一方守備面では、タックル数において、2人合計して1試合あたり1.58回を記録。特にヴィニシウスが1試合あたり1.29回と好成績を叩き出した。前線からの献身的なプレッシングがデータにも表れている。
また今回取り上げたデータでは、インターセプト数以外でリバプールの攻撃ユニットを凌駕。それだけベンゼマとヴィニシウスの存在が凄まじく、両者にかかる期待が大きいということだろう。
果たして、白い巨人をけん引してきたこのコンビは、CL決勝の舞台でも結果を残すことができるだろうか。