■プレースタイルは?

 伊藤は5月20日に発表された日本代表メンバーに初招集。待望の若きDFがついに代表に招集された。もともとボランチでプレーしていた伊藤。守備的なボジションならどこでもプレーできるユーティリティー性を兼ね備えている。代表にフィットすれば、ワールドカップのような短期決戦では非常に貴重な存在になる。

 また、伊藤は188cm81kgの恵まれた体格と手足のリーチを武器とした守備が魅力。さらに左利きのCBは希少だ。冨安健洋板倉滉など右利きのCBが日本では育っている。そこに伊藤が加われば、右足、左足両方からのロングボールに期待ができる。伊藤はもともとボランチだったこともあり、キック精度は抜群。ビルドアップ能力にも長けており、日本のさらなるレベルアップに期待できるだろう。

 シュトゥットガルトが買い取りオプションを行使し、2025年6月30日まで伊藤との契約を締結。日本代表にも初招集された若きCBは6月シリーズの代表戦、そして来季も飛躍を遂げることができるだろうか。

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