■「公平に見て、勝利というのは過剰な報酬だろう」

 終盤は互いに決定機を作ったものの、試合はそのまま引き分けで終了。マジョルカはセビージャから勝ち点1を持ち帰ることに成功し、残り2試合で降格圏脱出を試みることになった。

 アギーレ監督は「公平に見て、勝利というのは過剰な報酬だろう」という言い回しで、セビージャからの勝ち点1獲得に満足を示した。

 強豪との引き分けは2-6での敗戦でショックを受けていたチームを立ち直らせるものであり、指揮官は「同じ強さであと2試合のファイナルを戦う」と意気込みを語った。戦い方も継続されるだろう。

 最終戦は状況によってイレギュラーな体制にならざるを得ないかもしれないが、少なくとも次戦はチームをいじる必要はない。久保はベンチから試合をスタートすることになるだろう。

 日本代表森保一監督から「一皮むけないといけない」と言われている久保だが、そのきっかけを掴む機会そのものはかなり限られている。

 

■試合結果

セビージャ 0―0 マジョルカ

 

  1. 1
  2. 2
  3. 3