11月にワールドカップ本大会を控える日本代表は6月にパラグアイ代表やブラジル代表、ガーナ代表らと対戦する予定。W杯の強化試合としては、絶好の腕試しの相手となる。森保一監督は会見で30人前後の選手を招集する意向を示し、何人かは最終予選に招集していない選手を招集することも述べていた。
森保監督の言う「何人か」とは誰なのだろうか。今回は、強化試合で試してほしい選手10人を選出した。※(1)と(2)は3人、(3)は4人紹介する。
■ドイツで活躍中の男
まずはドイツのアルミニア・ビーレフェルトに所属する奥川雅也だ。奥川は2020年11月、追加招集を受け初めて日本代表に選出された。しかし当時在籍していたザルツブルクでクラスターが発生。代表デビューはお預けとなった。
その後招集はされていないものの、今季のブンデスリーガで躍動。今季はここまで(5月6日時点)公式戦33試合に出場9得点2アシストを記録。一時は代表招集を待望する声もあがっていた。得点感覚に優れる奥川の特徴は絶妙なタイミングでの抜け出しとドリブルだ。ドイツ1部でも十分通用することを証明している。
また攻撃的なポジションであれば、どこでもプレーすることが可能。主戦場はトップ下であるが、左右のウィング、さらにはインサイドハーフでもプレーできる。現在の森保ジャパンが採用している4−3−3のフォーメーションでも十分に対応できるだろう。また、奥川が入ることで新たなオプションも生まれるはずだ。6月シリーズの代表戦ではぜひ招集してほしい選手の一人である。