【チャンピオンズリーグ分析】ビジャレアルは「強気なハイライン・ハイプレスをし続ける90分」を選び善戦するも…2対3でリバプールに敗北【CL準決勝ビジャレアル対リバプール】(1)の画像
【チャンピオンズリーグ分析】ビジャレアルは「強気なハイライン・ハイプレスをし続ける90分」を選び善戦するも…2対3でリバプールに敗北【CL準決勝ビジャレアル対リバプール】(1)の画像

UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝2ndレグ ビジャレアルvsリバプール 2022年5月3日(日本時間28:00キックオフ)】

 第1戦では徹底的に引き、なるべく小さな点差で第2戦に折り返すことを選んだビジャレアル。

 彼らはこのCL決勝トーナメントで"徹底してドン引きし続ける90分"と"強気なハイライン・ハイプレスをし続ける90分"という極端な2つの顔を使い分けており、この試合では後者になることが既定路線だった。

 リバプールのユルゲン・クロップ監督も当然それは想定済みだった。前日会見では「彼らはハイプレスを仕掛け、前回よりもフットボールらしいプレーしてくるだろう」と発しており、自分たちのお家芸であるプレスでのぶつかり合いになったとしても問題はないはずだった。

 ところが、試合はいきなりビジャレアルが1点を返す幕開けとなった。

 3分、左サイドからのクロスをボランチの位置から飛び出したエティエンヌ・カプエがダイレクトで折り返し、ブレイェ・ディアが押し込んだのだ。

 大逆転に向けて幸先良くスコアを動かしたビジャレアルは、そのままリバプールを圧倒し続けてみせた。

 ではなぜこの戦い方を2試合やり続けないのか。

 まずは、選手個人個人の力では相手に軍配が上がるという戦力事情がある。リーガではボールを丁寧に保持して戦うチームなのにもかかわらず、CLでは両極端な2つの戦い方をするというのは、あくまでも戦力的に格下であるという現実が大きい。

 また、消耗が激しすぎるというのも理由の1つだ。ただし、その部分は各国リーグが大詰めを迎えるこのタイミングがビジャレアルを後押しすることになった。

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