■上海海港の辞退が吉と出る
グループJでは、上海海港が新型コロナウイルス対策のロックダウンを理由に辞退。3チームで争うことになり、試合数も6から4に減少した。
これで日程に余裕ができたことにより、神戸は他の組よりもトレーニングに時間を割けるように。新指揮官であるロティーナ監督の戦術を浸透しやすくなった。
その結果、攻守に安定感が増して4試合で10得点3失点。最終戦を前にして決勝トーナメント進出を決めていたため、最終節の傑志戦では中盤でルーキーの日髙光揮をスタメン起用し、戦術の浸透を優先させることもできた。
さらに、この試合では武藤嘉紀が2か月ぶりに復帰して得点を記録。J1での戦いを前にして頼れるFWが復活したこともポジティブな要素だ。