■5月3日/明治安田生命J1第11節 鹿島アントラーズ ー ジュビロ磐田(カシマ)
鹿島アントラーズ・上田綺世が決めたゴールが「理不尽」すぎると話題になっている。
当該のゴールが、ジュビロ磐田戦の後半に生まれた。2万6000人以上が集まったカシマスタジアム。2-1で鹿島がリードしている状況で、78分にその瞬間は訪れた。
鹿島がロングボールを前線に送るも、パスははねかえされる。それをアルトゥール・カイキが回収。ペナルティエリアの外側中央に走った上田に、パスを送る。当然、上田には相手DFがつく。上田はゴールに背を向けた状態でボールを受けたため、前を向かなければシュートは打てないが、その方向にはDFがいるため、前を向くことができない。一方で、上田の左前からも磐田の選手が寄ってきている。この段階で、得点の予感はしない。
しかし次の瞬間、上田が驚きの動きを見せる。右足でボールをコントロールすると、そのまま自身の右にボールを運び、体もそちらに向ける。鹿島にとって左サイド側に、上田は動いたのだ。相手DF2人が体を詰めるも、それを無効化。さらにゴール方向からもう一人DFが来るが、それもお構いなく左足シュート。左サイドから利き足ではない左足のシュートだったが、ボールは強烈な弾丸となってゴールネットの上側に突き刺さったのだ。