【J1分析】清水エスパルス、20歳ボランチ松岡大起の復帰がもたらす化学反応【清水エスパルスvsサンフレッチェ広島】(2)の画像
2点目を喜ぶ松岡大起(左)と宮本航汰清水エスパルスvsサンフレッチェ広島(20220429)撮影/原壮史
清水エスパルスvsサンフレッチェ広島 20220429

【明治安田J1リーグ 第10節 清水エスパルスvsサンフレッチェ広島 2022年4月29日 14:03キックオフ】

※その1はこちらから

 昨シーズン途中に鳥栖から移籍し、清水ではリーグ戦15試合にスタメン出場(鳥栖では同21試合)したパリ五輪世代のボランチ・松岡大起は、今シーズンは開幕前から怪我で長期離脱しており、この日がリーグ戦3度目の出場。そのいずれもが途中出場(※ルヴァン杯では2試合に先発)となっている。

 トップパフォーマンスにはまだ完全には戻りきっていないとはいえ、彼の復帰は大きなプラスだ。

松岡大起 清水エスパルスvsサンフレッチェ広島(20220429)撮影/原壮史

 ホナウドは中盤でボールを落ち着かせるプレーを多く見せるが、この日の後半のような展開になると松岡の縦への意識がチームを助ける。また、この日はホナウドが前半にイエローカードを受け、後半に押し込まれた時に際どいプレーをしにくい状況だった。

 どちらにおいても、状況に応じてクオリティの高いボランチを使い分けることができることは、耐える、流す、押し返す、勝ちきる、など上手く状況ごとに変化しながら試合を進めていくうえで非常に重要なことだ。

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