■街の変遷をたどる

 初めは教員のクラブでしたが、リーグ加盟のころには門戸は開かれていました。そして、街を流れるウィアー川上流にあるダラム炭鉱の労働者たちの熱いサポートを受けるようになります。サンダーランドという街自体、19世紀には石炭の積み出し港あるいは造船の街として栄えていたのです。

 サンダーランドの南のタイン川の河口にあるニューカッスルも、やはり石炭の積み出しと造船の街で、タイン川上流の炭鉱労働者が熱心にサポートしていました。そして、サンダーランドでもニューカッスルでも、試合のたびに炭鉱地帯から街までサッカー観戦用の特別列車が運行されたそうです。

 20世紀後半になると英国での石炭産業も造船業も衰退してしまいます。そこで、現在のサンダーランドはエレクトロニクス産業などの工場を誘致し、流通業も盛んになっています。そして、ここには日産自動車の工場があり、ヨーロッパ向けの自動車の製造を行っています。

(2)へ続く
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