アーセナルに所属するイングランド代表MFエミール・スミス=ロウのゴールが凄い。アーセナルの背番号10が決めた勝ち越し弾とは。
■華麗なパスワークからの圧巻ゴール
プレミアリーグ第25節、チェルシー対アーセナルが現地時間4月20日に行われた。アウェイのアーセナルが4−2でビッグロンドン・ダービーを制した。アーセナルの日本代表DF冨安健洋はベンチ外となり、復帰はお預けとなった。
試合は壮絶な撃ち合いとなる。先制したのはアーセナル。前半13分、自陣からのロングボールに左サイドでエディ・エンケティアが反応。しかし、アンドレアス・クリステンセンが対応する。バックパスで難を逃れようとするが、このボールがミスとなりエンケティアがボールをカット。そのままフィニッシュまで持ち込んだ。
まさかのミスで1点を失ったチェルシーだったが、17分にティモ・ヴェルナーのシュートがグラニト・ジャカの足に当たり、ゴールに吸い込まれる。
そして圧巻のゴールが生まれたのは27分。マルティン・ウーデゴールがセンターライン付近でボールを受けると、右サイドのブカヨ・サカへパスを供給。サカは右サイドを仕掛けると、ペナルティエリア手前に侵入してきたウーデゴールへパス。受けたウーデゴールは、左足でラストパス。これに反応したスミス=ロウがダイレクトシュート。これがゴール右に吸い込まれた。まさに圧巻のパスワーク。組み立て、ラストパス、ゴールまでも完璧だった。
32分には、メイソン・マウントのクロスに反応したセサル・アスピリクエタがダイレクトで合わせて同点。前半は2−2で折り返すも、57分に再びエンケティアが決めて勝ち越し。さらに後半アディショナルタイムにサカがPKを決めて勝負あり。アーセナルが4−2の勝利を収めた。
勝利したアーセナルはリーグ戦4試合ぶりの勝利。5位のアーセナルはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権内の4位トッテナムと同勝ち点に。来季CL出場に前進した。