【ラ・リーガ分析】マジョルカ久保建英、チームは「2−1」勝利も…指揮官アギーレの「スタメン起用」の是非【マジョルカ対アラベス】(1)の画像
アラベス戦に先発したマジョルカ久保建英 写真:ムツ・カワモリ/アフロ

【ラ・リーガ マジョルカvsアラベス 2022年4月19日(日本時間26:00キックオフ)】

 ここ2試合続けて、途中出場ながら攻撃を活性化させハビエル・アギーレ監督からの評価を得た久保建英は、新体制で初のスタメン出場となった。

 攻撃時に4-4-2となるチームの右サイドハーフとしてプレーした久保だが、待っていたのは虚しい時間だった。

 就任以来、ベダト・ムリキの相棒を決めかねているアギーレ監督は、この試合ではアブドン・プラッツを2トップの一角に選択。

 11分には左サイドでのフリーキックからそのプラッツのゴールで幸先よくマジョルカが先制。指揮官の起用が当たった結果となったが、久保は蚊帳の外だった。

 マジョルカの攻撃の手段はロングボールに偏った。ムリキにロングボールが飛んだところから久保やダニ・ロドリゲスらがセカンドボールを回収する、という形は2試合前にアトレチコ相手に機能していたのだが、この日はその時とは勝手が違った。

 久保は頭上を飛び交うボールを眺め、アラベスの攻撃に対して守備に奔走する、ということを繰り返すことになった。

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