■後半から久保のプレーに変化が
長らく試合の主要キャストから外れていた久保は、20分以上が経ってからようやく、ボールキープからアウトサイドにかけたパスでサイドバックのパブロ・マフェオを走らせる、というらしいプレーをする機会に恵まれたものの、試合の流れに乗れていないことが影響してか大きすぎてゴールラインを割ってしまった。
アディショナルタイムに左サイドのスローインからムリキが決めてマジョルカのリードは2点になったものの、久保は前半に何も出来ず。ボールタッチ数はたったの11、ドリブルは1回だけ、パスの成功はいずれもショートパスで3本(クロス1本、ロングパス2本は共に失敗)、シュートは0、そしてボールロストが4、という散々な45分間となってしまった。
ハーフタイムに交代しても不思議ではない状況だったが、後半もプレーの機会が与えられた。
すると、久保のプレーに変化が。
守備時は右サイドハーフであるものの、攻撃時には中に入ってトップ下のようになったり、ムリキやプラッツが開いた時にはその代わりに2トップの1角のようになったり、とサイドチェンジが無いチームの中で少しでもボールに絡めるような位置を取るようになった。